■ コンパイル時に"ERROR: Unable to open file ..." と表示される場合
エラーは文字通り指定されたソースファイルがコンパイラで開けなかったという内容です。 「Unable to open file ...」となって...の所にはファイルのフルディレクトリが表示されています。このディレクトリの表示がおかしくない(おかしいとは下記の通り)か、確認してください。
ディレクトリは 「C:\pbp3\apps\test.pbp」という形式でなければいけません。 しかし変にスペースが入っていたり、文字化けしていたり全角文字が入っていたりする場合にはディレクトリ指定に問題があります。
特に「デスクトップ」や「マイドキュメント」はディレクトリに日本語が含まれる場合があり保存場所として最適ではありません。また最近「OneDrive」に保存する方がいますが、これも上記の理由からおすすめできません。
その他、pbp3フォルダに直下に保存したり、MicroCode Studioのインストールされているディレクトリ直下に保存することも適しません。さらに、「予約語(命令と同じ名前)と同一の名前をソースファイル名とすること」は問題が生じます。
次の規則を守って保存してください。
(1).ソースファイル(拡張子pbp)の保存ディレクトリは次のようにしてください。 C:\pbp3\Apps\
Appsフォルダ内にソースファイルは(拡張子pbpファイル)保存します。
(2).プロジェクト毎に分けるならばAppsフォルダ内にフォルダを作り、そこにソースファイルを保存してください。なお、フォルダ名は8文字以下とし、「半角英数字のみ」使用してください。 全角文字、日本語、スペース、記号(_アンダーバーはOK)は含まないようにします。 例:C:\pbp3\Apps\Logger\など・・
(3).OneDriveやマイドキュメント、デスクトップは避けて、(1)のディレクトリに保存するようにします。
(4)ソースファイルのファイル名は拡張子.pbpとし、8文字以下で「半角英数字のみ」使用してください。 全角文字、日本語、スペース、記号(_アンダーバーはOK)は含まないようにします。
(5)予約語(PBP3の持つ命令と同じ文字列)はファイル名として使わないでください。 例:C:\pbp3\Apps\high.pbp ←禁止! highは命令として予約語です。
(6)「Unable to open file ...」のエラーが発生した場合には...のディレクトリ名を見て現在コンパイルしようとしているソースファイルのファイル名になっているか、意図しないファイル名になっていないか確認してください。その上で、
(6-1)意図しないファイル名になっていたら、MicroCode Studioで開いている「タブ」をコンパイルしたいファイルだけにする。コンパイル対象でないファイルはすべてタブを終了する。
(6-2)ソースファイル名が正しければ、ディレクトリを見ておかしな文字列になっていないかよく確認する。 必ずそのディレクトリをWindowsのエクスプローラで開いてみて、ファイルが存在することを確認する。
上記(6-1)(6-2)を確認した上で、ソースファイルがC:\pbp3\Apps\に保存されていなければ、"File"→"Save As"でソースファイルに保存先をC:\pbp3\Apps\として保存し直してください。ファイル名についての注意は(4)(5)を参照してください。
理想の状態は次のようなフォルダ及びファイル名です。
C:\pbp3\Apps\LedTest.pbp など・・・
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