■ 書き込みを実行しようとすると選択したデバイスでないデバイスとして認識される
PICD-500EX5の書き込みソフトウエアで、書き込みを実行しようとすると、以下のようなメッセージが表示される場合があります。
Device detected PIC12F508 Device selected PICxxFxxx Continue Anyway ?
(PICxxFxxxには実際に選択したデバイス名になります)
このエラーは、装着されているPICと、書き込みソフトウエア間での通信ができていないために、表示されるエラーです。このエラーが発生する場合には次のような原因が考えられます。
@デバイスのピン数に応じたボード設定が間違っている場合・・PICD-500EX5では8ピン〜14ピン、18ピン〜40ピンでJ8及びJ9の設定を変更する必要があります。設定の詳細はマニュアルに記載がありますのでご覧下さい。
A複数のPICがボードに装着されている場合・・・PICD-500EX5のボードに装着できるPICは常に1つだけです。ソケットが複数ありますが必ず開発対象のPICだけを装着して、その他のソケットは空きにしておきます。
B外部回路が接続されている場合・・・特にPICのPGC,PGDピンに外部回路が接続されてる場合には通信に障害が発生してエラーが表示される場合があります。書き込みの際には外部回路はすべて取り外して下さい。
CPIC16F648A(16F6xxA系)などの低電圧書き込み機能対応デバイスでは、製品が工場出荷時に低電圧書き込み機能が有効になっていることがあります。PICD-500EX5は低電圧書き込み機能はサポートしていないため、この機能が有効になっていると正しくPICへアクセスできず本問題が発生します。 修正の方法がマニュアルに記載されております。下記マニュアルのP.15〜P.16の「■PIC16F648AやPIC16F876において書き込み時エラーが発生する」の項目をご覧の上、低電圧書き込み機能を無効にした状態でご使用ください。
http://www.microtechnica.tv/support/manual/PICD500ex5_man.pdf
D本体の故障・・上記の例いずれにも当てはまらない場合には、ボード本体が故障した恐れがあります。今一度すべての設定等を確認し、修復しない場合にはボードの故障を疑います。
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