マイクロテクニカ製品サポートFAQ
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主要なコンフィギュレーションビットの設定項目について
コンフィギュレーションビットはPICの動作に関わる基本的な設定を行う項目です。プログラムの書き込み時にのみ設定ができます。プログラムの動作中にその内容を変更することはできません。

コンフィギュレーションビットの項目はデバイスによって異なります。比較的新しいデバイスでは機能が多くなり設定項目も増えています。発売時期が古いデバイスでは機能が少ないため設定項目も少なくトラブルが少ないです。

PICマイコンを使用する場合には、そのようなことも考慮の上、必要以上の機能が付いている高機能なデバイスを使用するより、作るアプリケーションの機能、規模に応じたデバイスを使うことをおすすめします。例えば、単にIOピンのH-Lやデジタル制御するだけのアプリケーションを作るのに様々な機能が必要以上に搭載されている新しいデバイスを使うと設定項目が増えるだけトラブルが多くなります。

以下にPICマイコンの最も基本的なコンフィギュレーションビットの設定項目を示します。デバイスによっては設定項目がこれ以外にもいっぱいあります。その場合にはそのデバイスのデータシートを参照してください。

■Oscillator 発振子の種類を指定します。
LP・・・低電力水晶 200KHz以下
XT・・・水晶発振子 4MHz以下
HS・・・高周波水晶、セラミック発振子 4MHz〜20MHz
RC・・・RC発振(5KΩと20pFの組み合わせで約1MHz)
EC・・・外部発振子よりTTLレベルのクロック注入
HSPLL ・HS+PLL内部PLLにてクロックアップ(10MHz発振子接続)
INTRC(IN)・・内部発振,外部に発振子を取り付ける必要なし

■Watchdog Timer Enable
ウォッチドッグタイマのOn/Offを設定します。

■Low Voltage Programming
低電圧書き込み機能を使用するかどうかを設定します。通常は "Disable" に設定してください。

■Master Clear Reset Enable
内部リセットを有効にします。内部リセットを有効にするとMCLRピンをVcc等にプルアップせずとも利用できます。但しハードウエアリセット機能(MCLRピンLowでリセット)を利用できなくなります。

■PowerUp Timer
電源投入時発振子の発振波形が安定しなかったり、電源のふらつきがあるため電源投入後は一定時間に時間をおいてから、リセットを解除してプログラムを動作させたほうが場合があります。その場合このタイマーを有効にします。

■4xPLL
Oscillatorの設定でHS+PLLの設定がない場合、PLLのクロック逓倍機能を有効にするか無効にするかの設定です。供給されるクロックを4逓倍します。(外部8MHzクロック使用時この設定有効で32MHz動作になります。)
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