マイクロテクニカ製品サポートFAQ
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背景雑音の影響について
SR-MOD100では通常、背景の雑音が55dB未満の空間で使用した時、認識精度が最も良くなります。

認識させたい音声の他に重畳される音はノイズで、背景雑音と呼びます。背景雑音は、音声の認識精度を著しく低下させます。これは定常又は非定常の背景雑音があらかじめ予見された音響モデルに対して、音声に別の信号を与えるために起こります。

認識精度の向上には2つのポイントがあり、1つはマイクの精度や種類、指向性を調整すること。もう1つは不要な雑音成分を抑圧するような仕組みを外付けで付けることです。なお、ソフトウエア的に雑音を低減、抑圧することは本モジュールではできません。

1つ目のマイクについては、まず指向性のあるタイプを使用することです。無指向性マイクでは周囲どこにいる話者の音声も拾うことができますが、同時に雑音も幅広く拾います。もし話者が特定の方向からのみ発声すると分かっている場合や、雑音源が特定の方向から発せられている場合には、マイクに指向性のあるタイプを用いて、より話者の声だけを拾えるように調整します。
使用するマイクのポーラパターンをデータシート等で確認し、単一指向性のマイクを使用することで認識精度を向上させることが可能かもしれません。
マイクの位置を話者に近づける、ヘッドセットを使うなどマイクそのものの種類や配置を調整してください。

すごく曖昧な言い方をすると、マイクの「善し悪し」も関係しています。値段が高いマイクが良い、
とは限りませんが、品質のよいマイクほど入力された音声をより忠実に電気信号に変換できます。
その「空気の粗密波(音波)→電気信号」における変換の品質、S/N比はやはり高いマイクの方が良い
でしょう。

また、マイクに風防を付けたり、口元に近い時には、ポップガードを付けるとよいかもしれません。


2つ目は雑音成分を抑圧する仕組みを設ける方法です。この方法は簡単ではありません。
定常する定量的雑音(車のロードノイズ等)の場合にはノイズキャンセリング回路などを付加すると認識精度は向上します。ただしこの装置は別途作成する必要があります。ノイズキャンセリング回路はマイクで周囲の雑音を広い、逆位相の音を放射することで音波を相殺してノイズを抑圧する方法です。ノイズキャンセリング機能付きのヘッドフォンに採用されています。このような回路を付加する方法もあります。
また簡易的な方法としてはBPFなどで不要な周波数成分を除去する方法もありますが、可聴域にノイズがある場合、声の周波数との関係もあり作り込みが難しく、効果が無い場合があります。


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