■ ファームウエアVer.3.13へのアップグレードについて
USBH-ACS20に搭載のFAT制御IC、uALFATのファームウエアがアップデートされました。現在の最新バージョンは、3.13となっています。
以前のバージョンをご使用のお客様は大変お手数ですが下記の方法にて最新バージョンにアップデートしてご使用頂けますようお願いいたします。 Ver.3.13ではFAT32環境にて発生する既知の不具合等が修正されております。
【ご注意ください】 ファームウエアのバージョン、2.xx系と3.xx系では一部のコマンドでコマンドのフォーマット並びに戻り値のフォーマットや値が異なっているものがあります。ほとんどのコマンドは互換性がありますが、一部のコマンドでは、フォーマットが異なりますので、2.xx系から最新版の3.13にアップデートする場合には、マニュアルをよくご確認頂けますようお願いいたします。
http://www.microtechnica.tv/support/manual/usbh-acs20_man.pdf
■対象商品 (型式で記載) ・USBH-ACS20 FW Ver.3.11、Ver.3.12 ・USBH-ACS20 FW Ver.9.xx系のバージョンのもの ・USBH-ACS20 FW Ver.2.xx系のバージョンのもの
※現在のバージョンはVコマンドで確認できます。
※バージョン2.xxのものも最新版にアップデートできますが、ロングファイルネーム規則(LFN)はライセンスの関係上使用できないタイプもあります。LFNが使用できるかどうかについては下記の方法でご確認頂けます。
■LFN規則対応のチップがどうかを判別する方法 一部の古い製品では、ファームウエアのアップデートを行ってもロングファイルネームに関するライセンスがチップセットに付与されていないためご使用頂けません。ロングファイルネーム規則が使用できません。
→判別方法
1)UART又はI2Cでシリアルコマンドを通信できる環境を準備します。
2)シリアルコマンドで~(チルダ、0x7E)とCR(0x0D)を送信します。
~<cr>
3)下記のような戻り値が返ります。 !00 $aa !00
$aaが01であればLFNライセンス付与済みのチップセットです。
■ファームウエアのダウンロード 下記より該当するファームウエアをダウンロードしてください。
●uALFAT FW Ver.3.13
http://www.microtechnica.tv/support/firmware/UALFAT3.13.zip
※コマンド体系等でどうしても2.xx系をご使用なりたい場合には、下記からuALFAT FW Ver.2.16がダウンロード頂けます。(ただし特別な理由がある場合を除き、3.13の使用を強くお奨めします。)
http://www.microtechnica.tv/support/firmware/UALFAT2.16.zip
■ファームウエアの更新方法について
1)最新版のファームウエアを上記サイトからダウンロードします。ZIP形式で圧縮されていますので、解凍してください。解凍かると"UALFATFW.GHI"というファイルが展開します。
2)USBメモリーに"UALFATFW.GHI"ファイルを保存します。
3)上記のUSBメモリーをUSBH-ACS20に挿入します。
4)USBH-ACS20の電源を投入します。
5)次のコマンドをUART通信にて送ります。I2C通信の場合も同様に行えますが、アップデート中に戻る"Wxx<cr>"という不定長文字列をすべて遅滞なく受信できるようホスト機器から制御してください。
X<sp>U<cr>
共に大文字です<sp>はスペース(0x20)、<cr>はキャリッジリターン(0x0D)です。 初期化コマンドI又はUは送信しないで直接上記のコマンドを送信します。(データは4バイトです)
6)"Wxx<cr>"という文字列が不定長で返ります。アップデート時間は5秒以内です。アップデートが完了すると、リセット又は電源投入直後と同様の文字列が返ります。
これでアップデートは完了です。Vコマンドでバージョンを確認することができます。
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