マイクロテクニカ製品サポートFAQ
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画面に表示されているプログラムをビルドしても正しくHEXファイルに反映されない
mikroCではプログラムはプロジェクト単位で管理しています。
プロジェクトには、C言語のソースプログラム(拡張子.c)や、場合によって使用することとなるヘッダーファイル(拡張子.h)などのファイルが登録されます。その他、コンパイル後のHEXファイルなどもプロジェクトに含まれる1つのファイルとして管理されます。

 よくある間違いとして、プロジェクトの意味を理解していないと画面上に表示されているソースプログラムをビルドしているつもりなのに、実際には別のソースプログラムがピル度されていて思ったような動作をしなかったり混乱してしまったりというトラブルに繋がります。それは、ビルドの対象とあるのはあくまでも、「現在開いているプロジェクトに含まれるソースファイル」であって、画面上のエディタに表示されているソースファイルがプロジェクトに含まれていない場合には、そのソースファイルはビルドされません。

例えば、プロジェクトに「A.c」というソースファイルが含まれているとします。しかしFile→Openなどで「B.c」というファイルをオープンしていた場合、画面上には「B.c」のソースプログラムが表示されます。ここに変更を加えてビルドした場合、生成されるHEXファイルはあくまでも「A.c」のファイルですので「B.c」のファイルについてはビルドされず編集した内容が反映されてないと勘違いすることになります。

 現在開かれているプロジェクトに含まれているソースファイルを確認するために、必ずビルド前に"Project Manager"で"Sources"ツリーに含まれているファイルを確認してください。
ここに表示されていないソースファイルは画面に表示されていてもビルドされません。ソースファイルをプロジェクトに追加登録する場合には、"Project Manager"の"Sources"ツリーを右クリックして"Add file to project"をクリックしてファイルを選択して追加します。

 なお、複数のプロジェクトが"Project Manager"で表示される場合には必ず不要なプロジェクトを閉じてプロジェクトは常に1つだけ開くようにしてください。プロジェクトのクローズは、"Project Manager"に表示されるプロジェクト名(拡張子.mcppi)を右クリックして"Close Project"を選択してください。
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