■ USB HIDブートローダーの使い方
MMB-24に搭載されているPICマイコンにはあらかじめUSB HIDブートローダーが書き込まれています。このブートローダーを使用することで、PCとUSB接続してHEXファイルの書き込みができます。
■ブートローダーモードに入るタイミング
PICマイコンがブートローダーモードに入るタイミングは、リセットボタンを押した直後から3秒間の間、又は本体に電源が投入された直後から3秒間の間です。 この時間が経過するとブートローダーモードは終了し、書き込まれているユーザープログラムが動作し始めます。
よって、HEXファイルの書き込みを行う場合には、このリセット直後又は電源投入直後から3秒間にパソコン側のブートローダーソフトウエアによって、ブートローダーモードで接続する必要があります。
■ブートローダーの使い方
1.MMB-24本体とパソコンをUSB経由で接続します。
→初回接続時にはデバイスドライバーがインストールされます。本機はHIDデバイスとして認識されるため、特別なデバイスドライバーファイルは必要ありません。 →下記2番からの手順はデバイスドライバーがインストールされていることが前提となっています。
2.ブートローダーソフトウエア(mikroBootloader)を起動しておきます。 "Connect"ボタンをすぐに押せるようにマウスカーソルを"Connect"ボタンの上に置いておきます。
3.MMB-24のリセットボタンを1回押します。
4.リセット直後mikroBootloaderソフトウエアの「1 Wait for USB link」のアイコン部分が赤くなっていることを確認し、すぐに"Connect"ボタンを押します。
→「1 Wait for USB link」のUSBデバイスマークアイコンが赤くない時は、"Connect"ボタンを押してもブートローダーモードには入れません。このアイコンが赤い期間のみ"Connect"ボタンを押すとブートローダーモードに入れます。
→USBデバイスマークアイコンが赤くならない場合には本機のデバイスドライバーが正しくパソコンにインストールされていない可能性があります。その場合には再度USBポートに本機を脱着してデバイスドライバーのインストールを行ってください。
→正しくブートローダーモードに入れると"Connect"ボタンの表示が"Disconnect"という表示になります。また「History Window」に"Connected."という表示が出て、USBデバイスマークアイコンが赤くなったままになります。
5."Browse for HEX"ボタンを押して書き込みたいHEXファイルを選択します。
6."Begin uploading"ボタンを押すと書き込みが開始されます。 →進捗状況がプログレスバーで表示されます。
7.書き込みが終わるとプログラムが走ります。
ブートローダーモードに入るにはリセット後から"Connect"ボタンを押すまでのタイミングが重要です。リセット後3秒以内"Connect"ボタンを押せないと、ブートローダーモードには入れません。ユーザープログラムが実行中はブートローダーに入ることはできません。
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