マイクロテクニカ製品サポートFAQ
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PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードのHIDブートローダー使い方
PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードに搭載されているPICマイコン(PIC18F47J53)にはあらかじめUSB HIDブートローダーが書き込まれています。このブートローダーを使用することで、PCとUSB接続してHEXファイルの書き込みができます。

■ブートローダーモードに入るタイミング

PICマイコンがブートローダーモードに入るタイミングは、リセットボタンを押した直後から3秒間の間、又は本体に電源が投入された直後から3秒間の間です。
この時間が経過するとブートローダーモードは終了し、書き込まれているユーザープログラムが動作し始めます。

よって、HEXファイルの書き込みを行う場合には、このリセット直後又は電源投入直後から3秒間にパソコン側のブートローダーソフトウエアによって、ブートローダーモードで接続する必要があります。

■ブートローダーソフトウエアのダウンロード

ブートローダーは下記よりダウンロードできます。
http://www.microtechnica.tv/support/software/mikrohidbootloarder.zip

ダウンロードしたら解凍してください。解凍すると2つのフォルダがあり、FirmwareフォルダにはPIC18F47J53に書き込んであるブートローダーファイル本体が収録されています。万一、ブートローダー本体を消してしまった場合にはこのファイルを書き込むことで修復が可能です。

Software - Windowsフォルダには、Windowsパソコン(7,8.1,10)で動作する書き込みソフトウエア(mikroBootloader)が収録されています。

■ブートローダーの使い方

1.PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードとパソコンをUSB経由で接続します。

→初回接続時にはデバイスドライバーがインストールされます。本機はHIDデバイスとして認識されるため、特別なデバイスドライバーファイルは必要ありません。
→下記2番からの手順はデバイスドライバーがインストールされていることが前提となっています。

2.ブートローダーソフトウエア(mikroBootloader)を起動しておきます。
"Connect"ボタンをすぐに押せるようにマウスカーソルを"Connect"ボタンの上に置いておきます。

3.PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードのリセットボタンを1回押します。

4.リセット直後mikroBootloaderソフトウエアの「1 Wait for USB link」のアイコン部分が赤くなっていることを確認し、すぐに"Connect"ボタンを押します。

→「1 Wait for USB link」のUSBデバイスマークアイコンが赤くない時は、"Connect"ボタンを押してもブートローダーモードには入れません。このアイコンが赤い期間のみ"Connect"ボタンを押すとブートローダーモードに入れます。

→USBデバイスマークアイコンが赤くならない場合には本機のデバイスドライバーが正しくパソコンにインストールされていない可能性があります。その場合には再度USBポートに本機を脱着してデバイスドライバーのインストールを行ってください。

→正しくブートローダーモードに入れると"Connect"ボタンの表示が"Disconnect"という表示になります。また「History Window」に"Connected."という表示が出て、USBデバイスマークアイコンが赤くなったままになります。

5."Browse for HEX"ボタンを押して書き込みたいHEXファイルを選択します。

6."Begin uploading"ボタンを押すと書き込みが開始されます。
→進捗状況がプログレスバーで表示されます。

7.書き込みが終わるとプログラムが走ります。

ブートローダーモードに入るにはリセット後から"Connect"ボタンを押すまでのタイミングが重要です。リセット後3秒以内"Connect"ボタンを押せないと、ブートローダーモードには入れません。ユーザープログラムが実行中はブートローダーに入ることはできません。
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