■ PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードにあらかじめ書き込まれている仮想COMポートサンプルについて
PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードには、工場出荷時にあらかじめ、USB-UART変換を行うことができる仮想COMポートアプリケーションが書き込まれています。
このアプリケーションは、PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードのUSBポートをパソコンと接続することで、ベースボードのUARTピン(TX,RX)のシリアル通信信号をパソコンで送受信できるようにするサンプルプログラムです。 mikroBUS規格に対応した各種クリックボードをソケットに接続して、USB経由でパソコンとUART通信をする場合、ご使用頂けます。
■仮想COMポートサンプルプログラムの仕様 ・UART側通信速度: 9600bps ・データ長:8ビット長 ・ストップビット:1 ・パリティ:なし ・フロー制御:なし (TX,RXの2線式通信)
※UART側通信速度は9600bpsに固定されています。サンプルプログラムのソースコードを配布しておりますので、ソースコードを改造することで速度は変更可能ですが、19.2kbps以上になるとPIC18F47J53の処理速度が追いつかなくなり、データの取りこぼしが発生しますので、9600bps以下の速度でご使用頂くことを推奨します。
■仮想COMポートドライバーのインストール
1.パソコンにPIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードを接続します。 →接続後3秒間はブートローダーモードに入るための待機時間となりますので、3秒間以上待機します。
2.初回接続時には仮想COMポートドライバーのインストールが必要です。 まず下記から仮想COMポートドライバーをダウンロードしてください。 http://www.microtechnica.tv/support/software/click1_vcpdrv.zip
解凍すると3つのファイルが展開されます。
3.パソコンのデバイスマネージャを開きます。"!"マーク等が表示されておりPIC Clicker 18F47J53搭載ベースボード仮想COMポートドライバーがインストールされていない状態として表示されますので、手順2でダウンロード展開したファイルを指定して、デバイスドライバーをインストールしてください。
4.デバイスドライバーがインストールされると、デバイスマネージャの"ポート(COMとLPT)"ツリーにUSBシリアルデバイスなどの名前で、登録されます。その横に(COMx)としてPIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードに割り当てられたCOMポート番号が表示されますのでその番号を控えておいてください。
このCOMポート番号にパソコン上のシリアルターミナルからアクセスすることで、PIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードのUARTピンと通信ができます。
■仮想COMポートサンプルのファイルについて
工場出荷時の仮想COMポートサンプルは、別のHEXファイルをPIC Clicker 18F47J53搭載ベースボードに書き込むと、消えてしまいます。もし再度このサンプルをご利用になりたい場合には、下記よりソースコードをダウンロードして頂き、その中にあるHEXファイルをブートローダーで書き込んでください。
http://www.microtechnica.tv/support/software/click1_vcp_demo.zip
なお、上記のサンプルプログラムはmikroC PRO for PIC Ver.6.62にて記述されています。ソースコードを改変してビルドするには、mikroC PRO for PICの製品版が必要となります。
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