■ PICのICソケットと、ボード右端のヘッダピンを電源未給電の状態で導通テストすると導通していない
PICD-700SXは、ピン数の異なるPICを1つのボードで利用できるよう設計されているため、PICのICソケットとボード右側のヘッダピンが直接結線されているわけではありません。
特に、MCLRに使うピンや、PICへのプログラミングに使うPGC,PGD線はボード内で様々に切り替わるように作られています。 これらの結線は、ボードのピン数設定ジャンパを使用するデバイスのピン数設定に正しく設定した状態で、ボードに電源が供給されている時初めて結線状態となります。
(結線はボード上にあるマイコンライター部内にあるアナログスイッチIC及びマルチプレクサICで切り替えられています。)
よって、電源を投入していない状態で単にICソケットのピンとヘッダピン間を導通テストしても導通していないことがあります。また、使用するピン数設定のジャンパー設定が正しくない場合、導通テストしても該当するPICのICソケットとヘッダピン間は導通していないことがありますが、これは異常ではありません。
例:ボードのピン数設定が40ピンデバイス設定になっているのに、18ピンデバイス用ICソケットのRB0ピンと、ボード右側にあるPORTBのRB0ピンを導通テスタで確認しても導通していません。 また、ピン数設定ジャンパが正しく設定されていても、ボード本体に電源が入っていない状態では導通していません。
マニュアルに、使用するピン数によって設定をするジャンパーソケットの設定内容が記載されておりますので、こちらをご参照の上、正しくジャンパー設定をしてご使用ください。
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