■ ファームウエアアップデートの方法について
パソコンとUSBKBD-50がシリアル通信(UART)にて接続できていて正常に通信ができていれば、パソコンからお客様の環境でファームウエアのアップデートが可能です。
パソコンとの接続にはUSB-UART変換(FT232RLなど使用、又は当方の60R800アダプタを使用)を利用して頂く必要があります。(RS232C経由であれば、ADM3202等のレベル変換ICを介して接続して頂く必要があります。)
■準備
パソコンのシリアルターミナルでUSBKBD-50のUARTピンとの間でUARTのシリアル信号を送受信できる必要があります。 ご確認ください。
※例えばパソコン側から「0x30」をUSBKBD-50へ送信した時、キーボードデータとしてUSBKBD-50が「数字"1"」を打鍵して、ACKの">"(0x3E)をパソコン側で受信できることを確認します。
■ブートローダープログラム
UART経由でパソコンからファームウエアを書き込みソフトウエアです。 下記からダウンロードしてパソコンにインストールをお願い致します。
http://www.microtechnica.tv/support/software/tinybootloader_083_setup.exe
ダウンロード後実行してインストールを行います。 パソコンにTinybootloader Ver.0.8.3がインストールされます。
■アップデートの手順
アップデートに際しては、最新バージョンのファームウエアを当方のサポート担当者より受け取ってください。ファイルの拡張子は ".HEX"です。 わかりやすい場所に保存しておきます。
USBKBD-50本体には電源(+5V)を投入しておきます。
1.Tiny PIC Bootloader v.0.8.3を起動して頂きます。
2."BaudRate"を"19200"に設定してください。
3."Detected COM"のリストはお使いのパソコンから検出されたCOMポートの一覧です。 USBKBD-50が接続されているポートを選択して、"Selected COM"のボックスにUSBKBD-50が接続されているCOMポートが表示されることを確認してください。
※選択を間違うとアップデートできません。
4."Browse"ボタンを押して、当方からお送りした拡張子.HEXの最新バージョンファームウエアを選択して開いて下さい。
5.ソフトウエアの"Write Device"ボタンを1回押し、バーが伸びている間に、USBKBD-50のリセットピンを1回だけ短絡(ショート)してください。→リセットします。
※導電性のピンセットかタクトスイッチを取り付けて頂くと便利です。
※タイミングが重要です。"Write Device"ボタンを押した後、バーが伸びている最中にUSBKBD-50をリセットする必要があります。
6.うまくブートローダーモードに入れると、書き込みが開始されます。 プログレスバーが伸びきって最後にメッセージボックスに「Transferring HEX successful」と表示されれば書き込み完了です。
7.一度再起動して頂くと新しいファームウエアが動作いたします。
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